こんにちは、スタッフの上石です。
今回も前回に引き続き風の話をしたいと思います。
■囲炉裏の冷気■
燃え盛る囲炉裏を囲んでいると、背中に強烈な冷気が突き刺さってきます。
これは、囲炉裏の火で暖められた空気が軽くなって上昇し、その空気を補う
ように冷たい空気が流れ込むためです。なので、昔は暖をとるには囲炉裏を
囲まざる得なかったのでしょうね。。。
■町家の知恵■
京都の町家は、中庭を利用して風をつくります。
店の前の通りは暑くて上昇気流が起こり、日影になる中庭は低温で下降気流
が起こって、中庭から通りに向かって風が流れます。
庭に打ち水をすれば、蒸散効果でさらに冷やすことが出来ます。京都に旅
行する際には南側の建物の高さ等をみて、上記のような工夫がなされている
か体感してみるのも面白いかもしれません。